病気でなくても、誰にでも口臭は多少なりともあります。
これを「生理的口臭」といいます。
生理的口臭が最も強いのが、起床時です。
ちなみに、起床時の口臭を「モーニングブレス」とよぶことがあります。
昼間は食べたり飲んだり、おしゃべりをして、唾液の分泌が促され、その自浄作用で口臭が出にくい状況にあります。
しかし、夜寝ている間は唾液の分泌が昼間に比べて極端に低下し、口の中の粘膜も乾燥し、また、前の日の食べカスを完璧に取り除くことができず残っているため、唾液の自浄作用の低下と相まって、起床時が最も口臭が強く出るのです。